心配な子供の目の病気

 

ある程度年齢を重ねた大人であれば、体のどこかに変化や衰えを感じるのも当然だと言えますが、子供の症状には親として敏感になるのは仕方のないことです。
まして目という重要な器官の症状であればなおさらのこと。子供の目に起こるさまざまな症状と視力について見ていきましょう。

 

子供の目の仕組みと成長

 

子供は大人の縮小版ではないと言われます。内臓や骨など、さまざまな部位はまだ未発達で、成長途中。大人には存在しているにも関わらず、子供にはないという部分もあるのです。それは目にも同じことが言えます。

 

未発達な臓器が多い中、目は生まれた時からある程度完成しています。眼球の大きさがほんの少し大人に比べ小さいものの、見た目は大人の目とほとんど変わりません。そのため大人は子供の目が完成されたものと勘違いしがちです。

 

子供

 

子供は自分の目の異常に気付きにくく、また上手く伝えることができないため、適切な処置を行わないまま成長し、視力が育たないままになってしまったというケースも少なくないのです。子供の視力は大人と同じではありません

  • 生後数ヵ月間・・・動くものがなんとなく分かるくらい。視力は約0.1から0.2程度。
  • 1歳・・・視界の広さは大人に近づく。視力は約0.3。
  • 2歳・・・視力が0.6程度になる
  • 3歳・・・なんとなく輪郭はぼやけて見えるものの随分とはっきりしてくる。視力は約0.8。1.0まで成長するのは約半数。
  • 4歳から6歳・・・4歳から6歳の間に視力はほぼ1.0を超える。
  • 7歳・・・目の機能が完成。

 

このように子供の目は未熟で生まれ、年齢とともに完成形へと近づいていきます。この段階でなにか異変に気付くことで、早急な処置ができ、将来の視力に影響がないようにケアすることができるのです。

 

弱視

 

子供の目の症状で気になることのひとつに、弱視が挙げられます。子供は年を重ねるごとに物を見る力が育っていき、脳の成長とともにピントが合った鮮明な画像を見ることができるようになります。弱視とは、この見る力が育たず、視力の発達が行われなかった場合を言います。

 

弱視の場合、目の機能にはなんら異常がないことが多く、脳の発達が原因ではないかと言われています。視神経を通って刺激がきちんと脳へと伝わっていないことが弱視の要因のひとつ。弱視には数種類あります。

斜視弱視・・・片方の目を使わないことで起こる

形態覚遮断弱視・・・先天性の白内障などが原因

屈折異常弱視・・・遠視や乱視などによる屈折異常が原因

 

子供の弱視は、発見が早ければ早いほど回復が早く、治療の効果も高いと言われています。その逆で、目の機能が完全に出来上がってしまった8歳以降では、どのような治療もあまり効果を発揮しません。理想は3歳までに気付いてあげるのがベスト。

 

また遅くても、小学校に入学する前に見付けられるとなんとか治療を行うことができます。お子さんがこのような行動をとっていたとしたら、すぐに眼科を受診することをおすすめします。

  • テレビや本に異常に近づいて見る
  • テレビや本を顔を傾けななめから見る

このような行動があったらとりあえず検査を受けてみましょう。早めの受診が回復のスピードに大きく影響します。

 

斜視

 

斜視とは、両目が同じ方向を向かず、左右の目が違う方向を向いてしまうことを言います。見ている方向、視線が左右バラバラなのです。斜視には数種類あると言われています。

  • 外斜視・・・どちらか片方の目が外側を向いている
  • 内斜視・・・どちらか片方の目が内側を向いている
  • 上斜視・・・どちらか片方の目が上を向いている
  • 下斜視・・・どちらか片方の目が下を向いている

 

子供の斜視の多くは生まれつきの先天性のものが多く、筋肉や神経の異常やマヒによるものです。斜視は約2%の子供に見られると言われています。その他にも遠視によるものや、脳の異常などが原因と見られる斜視もあります。

 

ただしあまりに小さな子供の場合、偽斜視といって斜視ではないにも関わらず斜視に見える場合もあります。的確な診断のためには、きちんと眼科で見てもらうことをおすすめします。

 

鼻涙管閉塞症

 

赤ちゃん

 

まだ小さな新生児、赤ちゃんの頃に起きることが多い目の病気が鼻涙管閉塞症という病気です。生まれ持った先天性の病気で、涙が流れて行く鼻涙管という細い管の途中が詰まってしまったまま生まれてくるというもの。

 

涙は常に生まれており眼球を潤してくれますが、この涙の通り道、行き場がなくなってしまうため、涙があふれたり、目ヤニが多くでたり、中には詰まったことで細菌感染を起こしてしまう場合もあります。眼科を受診すると、検査を行いすぐに診断がつきます。

 

抗生物質の点眼薬や鼻涙管を通すマッサージなどを自宅で行うことによって、自然と通るようになる場合もありますが、それでも開通しない場合は、医師によって開通処置を行います。処置方法は細い針金と涙点に差し込むという方法です。最終的には手術をする場合もなくはありません。

 

1歳を目途に開通する場合も多いため、医師によっては1歳まで待つ場合もあり、治療方法は医師と相談の上決めるといいでしょう。

 

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